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美術史から見る京菓子

  和菓子作りに興味を抱いて 10年あまり。
    力量不足を感じながらも 何やら 取り組んでいる日々。

     和菓子を通じて学ぶことは とても多い。
     四季の移ろいを感じながら 花や景色の様を思い描いては 意匠を考える。
      暦や年中行事 しきたり 古典文学の知識も やはり不可欠。

      歳ばかり重ねても ホントに知らないことばかり。
 
      先日 日本美術史の観点から京菓子の美を探る講座があった。
      和菓子を美術史と絡めて見たことなど殆どなかった。
        ということで 受講させていただくことに。
       会場は 信濃町外苑キャンパス。
       講師は 京都市立芸術大学 田島達也先生。
      
     田島氏は 札幌出身。大学で京都に。絵画史の研究者。
     江戸明治大正期の京都関係の画家が研究対象。
     大学時代 旺盛な探求心で京菓子を食べ歩き京菓子のとりこに。
     決して 京菓子研究者ではないと言及されて授業は 始まった。
      京菓子の形式 テーマ その表現方法。
      京菓子の優れた表現とは 何か?
      
      かたち 表面 なかみ サイズ感。
      装飾と簡略 直線と歪み 写実と抽象 巧緻と素朴 
         真逆と思われるその美意識の重要性。

       大切なものを残しながら いかに簡略に描写するか。
       菓銘からのイメージと形の両面が上手くかみ合っていることも大事。

     
美術史から見る京菓子_f0186711_17221784.jpg
 
美術史から見る京菓子_f0186711_17223252.jpg

      ↑は 京菓子と日本美術の関連を表にしたもの。
        
        こういう分類で 和菓子を見るとまた面白い。
        ただ 日本画の毛描きと「きんとん」を結びつけるのは・・・。

      ともあれ 楽しい講義で新しい発見も色々あった。
      ますます課題は 多くなったような気もするけれど・・・。
      新たな学びの視点で 和菓子と関わっていきたいと思う。                    
       
      
by kurashinonakaniya | 2015-03-02 17:10 | 勉強会


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